マイカーローンのおすすめランキングと4つの選び方ポイント

マイカーローンを提供している金融機関は数多くあり、自分に合う商品を選ぶのが難しいです。

マイカーローンの金利や借りたお金の使い道は、借入先によって違います。

購入したい車の金額やお金を借りる目的によって、適した借入先を選ばなければいけません。

おすすめのマイカーローンを、ランキング形式で紹介。

合わせて自分に合う商品を選ぶ4つのポイントも解説します。

マイカーローンのおすすめランキング6選

マイカーローンのおすすめは、以下の6つです。

マイカーローンとは車の購入資金を借り入れできるローンです。

借りたお金の使い道は、借入先によって違います。

三井住友銀行のマイカーローンは、他社からの借り換え資金には利用できません。

三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローンは、借換資金としても利用可能です。

借入目的に対応できるか、商品概要を確認した上で申し込みましょう。

金利特典のあるマイカーローンも提供されていて、条件に合えば通常金利よりも低金利で借入可能です。

融資額も確認した上で、ローンの申し込み先を決めましょう。

三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローンは低金利ランキングでも人気の商品

金利(年)	1.500～2.450％
融資額	50万円～1,000万円
資金使途	・自動車購入資金 ・自動二輪車購入資金 ・諸費用 ・オプション代金 ・他社ローンの借換資金
資金使途証明書不要	✕
Web完結	〇
年収の条件	200万円以上
勤続年数の条件	1年以上
金利特典	住宅ローンとセットで0.200％引き下げ
手数料(税込)	不要 ※インターネット以外の方法による繰り上げ返済手数料：5,500円

三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローンは上限金利が年2.450％と低く、低金利ランキングでも人気の商品です。

金利の低いマイカーローンは、支払う利息が少なくて済みます。

マイカーローンの一般的な金利は、年4.500％程度です。

150万円借りて10年で返済したとして、ネットDEマイカーローンと利息を比較しましょう。

ネットDEマイカーローンの金利は、2.450％で試算しました。

商品	利息
ネットDEマイカーローン	192,700円程度
一般的なマイカーローン	322,300円程度

参考：ネットDEマイカーローン　返済額シミュレーション│三菱UFJ銀行

金利の差により、利息を10万円以上節約できます。

インターネットで繰り上げ返済をすれば、手数料5,500円が無料です。

ネットDEマイカーローンはWeb完結も可能で、契約手続きに来店も郵送も必要ありません。

できるだけ低金利で借りられるマイカーローンを選びたい人は、三菱UFJ銀行のマイカーローンを利用しましょう。

りそな銀行のマイカーローンは環境に配慮した車を購入すると金利が下がる

金利(年)	1.900～4.475%
融資額	10万円～1,200万円
資金使途	・自動車購入資金 ・自動二輪車購入資金 ・運転免許証取得資金 ・車検費用 ・修理費用 ・他社ローンの借換資金
資金使途証明書不要	✕
Web完結	〇
年収の条件	―
勤続年数の条件	―
金利特典	・環境に配慮した自動車の購入で0.300％引き下げ ・住宅ローンとセットで2.575％引き下げ
手数料(税込)	不要

りそな銀行のマイカーローンは、以下の金利引き下げ特典があります。

条件	引き下げられる金利(年)
環境に配慮した自動車の購入 ・電気自動車(EV) ・燃料電池自動車(FCV)	0.300％
住宅ローン利用者	2.575%

環境に配慮した車を購入すると、0.300%の優遇を受けられます。

住宅ローンを利用している人は、金利引き下げ幅が年2.575％です。

りそな銀行のマイカーローンは、複数の候補があるときでも最も高い見積額で仮審査を受けられます。

複数の車を比較中なら、仮審査申込前に候補となる車両すべての見積もりを取得しましょう。

購入する車両が決定したら、注文書で契約できます。

申込者が希望する金額で審査に通せなくても、審査落ちの判断をするのではなく借入可能な最大の金額を提示。

提示された金額を元に車を選び直せば、車の購入を諦めずに済みます。

環境に配慮した自動車を購入する人や、住宅ローンを利用している人は、りそな銀行のマイカーローンを利用しましょう。

住信SBIネット銀行のマイカーローンは車を選ぶ前でも申し込める

金利(年)	1.775％～3.975％
融資額	10万円～1,000万円
資金使途	・自動車購入資金 ・自動二輪車購入資金 ・運転免許証取得資金 ・車検費用 ・修理費用 ・付属品購入費用 ・他社ローンの借換資金
資金使途証明書不要	✕
Web完結	〇
年収の条件	―
勤続年数の条件	―
金利特典	・SBI証券に口座を保有していると0.500％引き下げ ・カードローンを契約していると0.500％引き下げ ・住宅ローンとセットで1.000％引き下げ ※併用不可
手数料(税込)	融資金額の2.0％相当に消費税を加算した金額

住信SBIネット銀行のマイカーローンは、車を選ぶ前でも仮審査申し込みが可能です。

事前に借入条件を確認すれば、購入時に店舗で自動車ローンを勧められたときでも金利の低い方を選択できます。

仮審査の結果は最短即日分かるため、早めに車が必要なときでも待ち時間が長くなりません。

融資実行までの期間は2週間程度です。

住信SBIネット銀行のマイカーローンは、手数料無料で1円から繰り上げ返済できます。

繰り上げ返済をすると、利息の軽減が可能です。

以下の条件で借りたとして、返済期間による利息を比較しました。

返済期間	利息
10年間	322,300円程度
8年間	255,600円程度
6年間	190,500円程度
4年間	127,000円程度

参考：目的ローン新規借入シミュレーション│住信SBIネット銀行

返済期間が10年間から8年間になれば、66,000円程度利息が節約できます。

住信SBIネット銀行の公式サイトでは、繰り上げ返済試算も可能です。

繰り上げ返済の手続きは、Webで手軽にできます。

繰り上げ返済を有効活用して、利息の負担を減らしましょう。

車を選ぶ前にマイカーローンの条件を確認したい人は、住信SBIネット銀行が向いています。

三井住友銀行のマイカーローンは住宅ローンとセットで金利引き下げが受けられる

マイカーローン	三井住友銀行のマイカーローン
金利(年)	4.475％
融資額	10万円～300万円
資金使途	・自動車購入資金 ・自動二輪車購入資金 ・運転免許証取得資金 ・車検費用 ・修理費用 ・付属品購入費用
資金使途証明書不要	✕
Web完結	✕
年収の条件	200万円以上
勤続年数の条件	―
金利特典	住宅ローンとセットで1.500％引き下げ
手数料(税込)	不要 ※繰り上げ返済手数料：5,500円

三井住友銀行のマイカーローンは、住宅ローンとセットで利用すると年1.5％の金利引き下げが受けられる商品です。

住宅ローンとセットなら、年2.975％の金利で借り入れできます。

100万円借り入れをして毎月2万円ずつ返済したときの利息は、以下の通りです。

条件	利息
住宅ローンなし	113,600円程度
住宅ローンとセット	72,100円程度

参考：返済回数試算シミュレーション│三井住友銀行

三井住友銀行のマイカーローンは、資金使途が広いです。

運転免許証取得資金や車検費用にも利用できるため、車両購入以外の自動車関連資金を目的としてお金を借りたい人にも向いています。

三井住友銀行で住宅ローンを利用している人や、幅広い目的にお金を借りたい人は、三井住友銀行のマイカーローンを利用しましょう。

イオン銀行のマイカーローンはイオンアシストプランの1種で目的を絞り安いローン金利で借りる

金利(年)	3.800～8.800％
融資額	10万円～700万円
資金使途	・自動車購入資金 ・自動二輪車購入資金 ・運転免許証取得資金 ・車検費用 ・修理費用 ・付属品購入費用 ・税金
資金使途証明書不要	✕
Web完結	✕
年収の条件	200万円以上
勤続年数の条件	―
金利特典	―
手数料(税込)	2,750円

イオン銀行のマイカーローンは、幅広い目的で利用できるイオンアシストプランの1種です。

資金使途を自動車に限り、ローン金利を下げて借り入れします。

金利の差は以下の通りです。

商品	金利
イオンアシストプラン「フリーローン」	3.800～13.500％
イオンアシストプラン「自動車ローン・マイカーローン」	3.800～8.800％

マイカーローンの審査に通らないときは、イオンアシストプラン「フリーローン」への申し込みとして再度審査を受けられます。

ローン金利が高いほど、審査で融通が利く傾向です。

「自動車ローン・マイカーローン」としては審査に通らなくても、フリーローンで審査に通れば、車の購入を諦めずに済みます。

「自動車ローン・マイカーローン」は、車の購入費用以外に車検費用や税金と幅広い目的に利用可能です。

借入額の50％までなら、6ヶ月ごとに増額返済もできます。

ボーナスを活用して早めに返済すれば、利息の節約も可能です。

マイカーローンの審査に不安がある人は、イオンアシストプランへの申し込みとして審査を受け直せるイオン銀行の商品に申し込みましょう。

損保ジャパンのジャパンダ・ネットマイカーローンは最短即日審査結果が分かる

金利(年)	1.900～3.950％
融資額	20万円～1,000万円
資金使途	・自動車購入資金 ・自動二輪車購入資金 ・他社ローンの借換資金
資金使途証明書不要	✕
Web完結	〇
年収の条件	200万円以上
勤続年数の条件	―
金利特典	・バイク購入で金利年1.900～3.900％ ・エコカー購入で金利が年1.400～3.450％
手数料(税込)	不要 ※一括繰り上げ返済手数料：4,950円

損保ジャパンのジャパンダ・ネットマイカーローンは、最短即日審査結果が確認できます。

借り入れまでの期間は、最短1週間程度です。

ジャパンダ・ネットマイカーローンは、銀行のマイカーローンではなく、損害保険会社が提供しています。

銀行のローンではないため、新たな口座開設は必要ありません。

事前審査結果の連絡から借り入れまで、180日間結果が有効です。

ローン審査が終わってから車の購入までに時間がかかっても、180日以内なら審査を受け直す必要がありません。

ジャパンダ・ネットマイカーローンには、以下の金利特典があります。

条件	適用される金利(年)
バイク購入	1.900～3.900％
エコカー購入	1.400～3.450％

引き下げ前の金利は、年1.900～3.950％です。

バイク購入では上限金利が0.05％優遇され、エコカー購入のときは上限金利も下限金利も年05％引き下げられます。

エコカーとみなされる車は、以下の通りです。

早めに審査結果を聞きたい人や、バイクまたはエコカーを購入予定の人は、損保ジャパンのマイカーローンを利用しましょう。

会員ならろうきんのマイカーローンを利用すると金利が低い

会員資格を持っているなら、ろうきんのマイカーローンを利用すると低金利で借りられます。

ろうきんは営利を目的としない金融機関で、会員が有利に借りられるよう金利が低めです。

2.低利な融資商品を提供すること
〈ろうきん〉は、営利を目的としない独自性を発揮し、住宅・自動車・教育・育児などの低利な融資商品を提供しています。

出典：はたらく人の福祉金融機関│全国労働金庫協会

ろうきんは、住んでいる地域または働いている地域にある店舗を利用する仕組みです。

ろうきんのマイカーローンの基本情報を地域別に確認しましょう。

利用するろうきんによって、金利や融資額が異なります。

ろうきんのマイカーローンは、年収150万円以上、勤続年数1年以上の人しか申し込めない商品が多い傾向です。

申し込み条件も確かめた上で、条件を満たしていれば審査に申し込みましょう。

九州ろうきんと新潟ろうきんを例にマイカーローンの内容を紹介

九州ろうきんのマイカーローンは、車両購入はもちろん以下の目的にも借りたお金を使えます。

借り換えも含めて、幅広い目的に利用できるローン商品です。

新潟ろうきんのマイカーローンは、店頭申し込みとWeb申し込みで金利が異なります。

Webで申し込むと通常年2.300%金利が1.600から1.700％に引き下げられるため、可能ならWebで申し込みましょう。

新潟ろうきんには、一般のマイカーローン以外に福祉マイカーローンもあります。

福祉マイカーローンの借り入れが認められるのは、以下のときです。

福祉車両の購入を目的として借り入れする際は、通常年2.300%の金利が年1.450％に引き下げられます。

利用先のろうきんによって商品内容が異なるため、申し込み前に詳細を確認しましょう。

普段から取引がある地方銀行のマイカーローンもチェックする

普段から地方銀行を利用している人は、取引先のマイカーローンもチェックしましょう。

地方銀行は地域密着主義を掲げ、地域金融の担い手として経営を行っています。

主に個人や中小企業を取引先として、金融商品を提供する金融機関です。

地方銀行62行は、地域金融の担い手として、地元に張り巡らした稠密な店舗・ATM網等を通じて、個人のお客さまや中堅・中小企業のお取引先の多様なニーズに応える金融サービスを提供しています。

出典：地方銀行の概要│全国地方銀行協会

地方銀行でも、ローン商品を提供しています。

地域の人が利用しやすいよう、低金利の商品や利便性の高い商品もあるのが特徴です。

メガバンクやネットバンクとは異なり、銀行の営業区域に住んでいる人または勤めている人しか利用できないローン商品もあります。

地方銀行の商品を利用するなら、商品概要と合わせて申込条件と対象地域を確認しましょう。

広島銀行や関西みらい銀行のマイカーローンも人気が高い

地方銀行のマイカーローンで人気の高い商品は、以下の通りです。

広島銀行のマイカーローンは、金利を変動金利と固定金利から選べます。

変動金利なら、上限は年3.70％と低金利。

スマホ完結可能で、利便性も高いです。

関西みらい銀行のマイカーローンは、団体信用生命保険(がん保障)付きプランも選択可能です。

融資金利に年3.00％上乗せすれば、万が一のときにローンの返済負担を軽減できます。

横浜銀行カードローンは、上限金利が年2.400％で低金利です。

千葉銀行のマイカーローンは、ハイブリッド車や電気自動車の購入で金利引き下げが受けられます。

普段利用している地方銀行のマイカーローンもチェックして、メガバンクやネットバンクと条件を比較しましょう。

マイカーローンを選ぶポイントは4つ

マイカーローンを選ぶときは、以下の点に注目しましょう。

ポイント	詳細
金利	上限金利の低いマイカーローンを選ぶ
融資額	購入したい自動車の価格以上の金額が借りられるかチェックする
Web完結	来店が難しいときは来店不要で契約できる商品を選ぶ
利用可能な地域	メガバンクやネットバンク以外に申し込むなら融資対象地域を確認する

上限金利に注目して金利の低いマイカーローンを選ぶと、利息を抑えられます。

借入先によってマイカーローンの融資額は異なるため、購入したい車両の値段がまかなえるローンを選ばなければいけません。

仕事や居住地の都合で来店が難しいなら、Web完結できる商品が便利です。

地方銀行やろうきんで借りるときは、全国対応できないケースもあります。

対象地域を確認した上で、申し込むマイカーローンを選びましょう。

上限金利の低いマイカーローンを選ぶと利息が抑えられる

利息を押さえて借り入れしたい人は、上限金利の低いマイカーローンを選びましょう。

多くのマイカーローンで、金利に幅が設けられています。

マイカーローン	金利(年)
三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローン	1.500～2.450％
りそな銀行のマイカーローン	1.900～4.475%
住信SBIネット銀行のダイレクト自動車ローン	1.775％～3.975％
三井住友銀行のマイカーローン	4.475％
イオン銀行のイオンアシストプラン「自動車ローン ・マイカーローン」	3.800～8.800％
損保ジャパンのジャパンダ・ネットマイカーローン	1.900～3.950％

金利は審査によって決まり、借入額が多いほど低くなる傾向です。

下限の金利に注目して選ぶと、上限金利で審査に通ったとき、他のローンの方が低金利で借りられる可能性も。

りそな銀行のマイカーローンと損保ジャパンのジャパンダ・ネットマイカーローンは、下限金利が同じです。

上限金利で審査に通ると、損保ジャパンのジャパンダ・ネットマイカーローンの方が少ない利息で済みます。

150万円借りて10年で返済したとして、利息を比較しました。

商品	上限金利(年)	利息
りそな銀行のマイカーローン	4.475%	363,200円程度
損保ジャパンのジャパンダ・ネットマイカーローン	3.950％	318,100円程度

参考：マイカーローン借入診断＆返済額シミュレーション│りそな銀行
参考：マイカーローンシミュレーション│損保ジャパン

返済総額に4万円程度の差が出ます。

利息に注目してマイカーローンを組むなら、上限金利で比較しましょう。

融資上限額が高いマイカーローンを選ぶ

マイカーローンを選ぶときは、融資額の上限も確認しましょう。

融資額は借入先によって異なります。

商品別の融資額は、以下の通りです。

マイカーローン	金利(年)
三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローン	50万円～1,000万円
りそな銀行のマイカーローン	10万円～1,200万円
住信SBIネット銀行のダイレクト自動車ローン	10万円～1,000万円
三井住友銀行のマイカーローン	10万円～300万円
イオン銀行のイオンアシストプラン「自動車ローン ・マイカーローン」	10万円～700万円
損保ジャパンのジャパンダ・ネットマイカーローン	20万円～1,000万円

三井住友銀行のマイカーローンは、上限額が300万円と低めです。

300万円超の車を購入したい人は、融資額が足りません。

頭金を準備できるなら別ですが、必要額がローンの上限額を超えないようチェックしましょう。

三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローンのように、下限額が高めのマイカーローンもあります。

下限額が50万円なら、最低でも50万円は借りなければいけません。

高額の借り入れが必要ない人は、下限額の低い商品を選びましょう。

来店が難しい人は来店不要で契約できる商品に申し込む

マイカーローンの契約時に来店するのが難しい人は、来店不要で契約できる商品に申し込みましょう。

来店不要で契約する方法は、以下の2つです。

Web完結のマイカーローンは、Web上で契約できる商品です。

郵送も必要なく、手軽に契約できます。

Web契約に対応していなくても、郵送で契約できる商品なら来店の必要がありません。

マイカーローン	Web完結
三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローン	〇
りそな銀行のマイカーローン	〇
住信SBIネット銀行のダイレクト自動車ローン	〇
三井住友銀行のマイカーローン	✕ ※ローン契約機に来店
イオン銀行のイオンアシストプラン「自動車ローン ・マイカーローン」	✕ ※郵送契約
損保ジャパンのジャパンダ・ネットマイカーローン	〇

三井住友銀行のマイカーローンは、ローン契約機に来店しなければ契約できません。

イオン銀行のイオンアシストプラン「自動車ローン ・マイカーローン」は、郵送で契約できます。

契約の手間を省いて来店不要で契約したい人は、Web完結のマイカーローンを選びましょう。

地方銀行やろうきんのマイカーローンに申し込むなら対象地域を確認する

地方銀行やろうきんのマイカーローンに申し込むなら、融資が受けられる地域を確認しましょう。

メガバンクやネットバンクのマイカーローンは、全国対応です。

地方銀行のマイカーローンには、営業区域内に住んでいる人または勤め先がある人しか利用できない商品もあります。

マイカーローン	融資対象地域
広島銀行のマイカーローン	住まいか勤め先の所在地が広島銀行の支店近くにある人
関西みらい銀行のマイカーローン	全国
横浜銀行のマイカーローン(自動車ローン)	・神奈川県 ・東京都(一部地域を除く) ・群馬県(前橋市、高崎市、桐生市、みどり市)
千葉銀行のマイカーローン	住まいか勤め先の所在地が千葉銀行の支店近くにある人(千葉県、東京都、茨城県、埼玉県、神奈川県)

ろうきんは自宅または勤め先のある地域によって利用先が決まります。

商品概要を確認して、融資の受けられる商品を利用しましょう。

マイカーローンとは自動車購入費用や関連資金を借りるためのローン

マイカーローンを組めば、自動車購入に関連する費用を借りられます。

新車のみではなく、中古車の購入にも対応。

借入先によっては、付属品購入や車検費用と幅広い目的に借りたお金を使えるケースもあります。

マイカーローンのメリットは、以下の通りです。

マイカーローンを組めば、手元に資金がなくても車を購入できます。

返済回数を希望に合わせて設定できるため、支払いやすい金額で返済可能です。

マイカーローンでは、自動車本体を購入するのに100万円必要なら、100万円を上限として融資を受けられます。

必要な価格をはっきりさせるために、資金使途確認書類を提出しなければいけません。

資金使途証明書類を元に、融資額が決定される仕組みです。

資金使途証明書類を用意して、必要な金額だけ借り入れしましょう。

マイカーローンとディーラーローンの違いは車の所有者や金利

自動車購入時に利用できるローンは、マイカーローン以外にディーラーローンもあります。

マイカーローンとディーラーローンの違いは、以下の通りです。

ローンの種類	マイカーローン	ディーラーローン
購入した車の所有者	購入者	ディーラー
金利(年)	4.0％程度	9.0％程度
審査難易度	厳しめ	融通が利く可能性あり
審査スピード	最短翌日 ※仮審査は当日結果回答可能なケースあり	最短当日
車が決まる前の審査	✕	〇

マイカーローンとディーラーローンの違いは、購入した車の所有者です。

ディーラーローンでは、返済が終わるまで自分のものになりません。

ローンの返済中に買い替えや譲渡をするとき、手続きが煩雑になります。

金利はディーラーローンの方が高い傾向です。

金利が高めで返済が滞っても車の所有権がディーラーにあるため、審査に融通が利く可能性はあります。

複数の車で迷っていても、マイカーローンなら最も高い金額で仮審査可能です。

ディーラーローンは購入予定の車に対してローンを組む方法で、車が決まらなければローン審査も始められません。

車の所有者が自分になり、金利が低めなマイカーローンの方が利用しやすい傾向です。

マイカーローンの審査を受けて、落ちたときはディーラーローンに申し込みましょう。

車関係の支払いでもマイカーローンの対象外になるケースがある

車関連の支払いでも、マイカーローンでは融資の対象外となるケースもあります。

対象外となる支払いの例は、以下の通りです。

マイカーローン	対象外の資金
三井住友銀行のマイカーローン	・営業車や運輸車の購入費用 ・自動車税納付資金 ・見積書や契約書で確認できない資金 ・個人間売買した車両代 ・すでに支払っている資金 ・支払先に一括で納付できない資金 ・他社からの借り換え資金
三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローン	・営業車の購入費用 ・個人間売買した車両代 ・車両購入時以外の諸費用やオプション料金

営業車の購入や個人間売買した車両代には、ローンを利用できないケースが多いです。

借入先によっても、融資の対象となる資金は異なります。

三井住友銀行のマイカーローンは、借換資金としての利用が認められていません。

三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローンは、車両購入時のみ諸費用やオプション料金の借り入れに対応できます。

利用したい資金が借りられるか確認した上で申し込みましょう。

マイカーローンの申し込みから契約までの流れ

マイカーローンの申し込みから契約までの流れは、以下の通りです。

マイカーローンには、仮審査と本審査があります。

Webで仮審査を申し込むと、返済能力を確認して審査結果が連絡されます。

仮審査に通ったら、本審査に必要な書類を提出しましょう。

必要書類は以下の通りです。

書類の種類	内容
資金使途確認書類	・見積書 ・注文書 ・納付書 ・振込依頼書
本人確認書類	・運転免許証 ・マイナンバーカード ・パスポート ・在留カード ・住民基本台帳カード
年収を確認できる書類	・源泉徴収票 ・住民税決定通知書 ・確定申告書 ・納税証明書

提出された資金使途確認書類を元に必要な金額をチェックして、返済可能か最終確認を実施します。

本審査に通ったら、契約しましょう。

借入方法は振り込みです。

原則借入先がローンの申込者名義で購入先にお金を振り込みます。

一部のマイカーローンでは、申込者の口座に借りたお金が振り込まれる仕組みです。

仮審査後は必要書類を漏れなく揃えて、本審査を受けましょう。

ローンが残っている車の買い替えに利用できる可能性もある

現在乗っている車のローンが残っていても、残金も含んで新たにマイカーローンを組めるケースもあります。

他社ローンの残金も含めて借りられる条件は、以下の通りです。

実際の例を元に、条件の詳細を確認しましょう。

マイカーローン	残金も含んだ申し込み
三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローン	残債分の借り入れを今回の購入代金分に上乗せする方法は認めていない
りそな銀行のマイカーローン	・残金も含んで借り入れできる ・自動車の名義がディーラーでも車検証の使用者名が申込者なら対応できる
損保ジャパンのジャパンダ・ネットマイカーローン	・残金も含んで借り入れできる ・審査結果によっては現在の借り入れを繰り上げ返済しなければいけない

三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローンでは、残金を含んだ借入自体が認められていません。

りそな銀行のマイカーローンと、損保ジャパンのジャパンダ・ネットマイカーローンは対応しています。

りそな銀行のマイカーローンでは、自動車の名義がディーラーでも車検証の使用者名が申込者なら、残金も含んだ申し込みも可能です。

損保ジャパンのジャパンダ・ネットマイカーローンは、繰り上げ返済を求められる可能性もあります。

残金も含めて新たにローンを組みたいときは、対応できる商品を選びましょう。

ゆうちょ銀行や楽天銀行のようにマイカーローンを取り扱っていない銀行もある

マイカーローンはすべての銀行で取り扱われているわけではありません。

以下の銀行のように、マイカーローンの取り扱いがないケースもあります。

銀行	マイカーローンの取り扱い
ゆうちょ銀行	車購入費用を借りられる商品自体の取り扱いがない
みずほ銀行	多目的ローンで代用する
楽天銀行	カードローンで代用する

ゆうちょ銀行には、車関連の資金を借りられるローン自体がありません。

みずほ銀行にもマイカーローンはありませんが、多目的ローンで代用できます。

多目的ローンやフリーローンは、車関連に目的を絞ったマイカーローンよりも金利が高い傾向です。

例えばイオン銀行では、フリーローンとマイカーローンで金利に以下の差があります。

商品	金利
イオンアシストプラン「フリーローン」	3.8～13.5％
イオンアシストプラン「自動車ローン・マイカーローン」	3.8～8.8％

楽天銀行のように、カードローンで代用する銀行もあります。

繰り返し借りられるカードローンは、フリーローンより金利が高い傾向です。

楽天銀行スーパーローンの上限金利は、年14.5％です。

マイカーローンを扱っている借入先が利用できるなら、専用の商品に申し込みましょう。

融資額が高くなりがちなマイカーローンで甘い審査はできない

融資額が高くなる傾向のマイカーローンは、審査を甘くできません。

以下の点から審査を実施して、返済できると判断された人のみ借り入れできます。

マイカーローンは、最長10年程度で支払いを済ませるローンです。

返済期間中に収入がなくなって返済が滞らないか、安定収入の有無を重点的にチェックします。

現在の借入額が多い人は、返済が難しいと思われて審査に通りにくいです。

マイカーローンに申し込んだ時点で滞っている返済があれば、返済できる状態にないと判断され審査落ちします。

マイカーローンの審査基準を知った上で、審査に通る可能性があれば申し込みましょう。

年収や勤続年数に条件が設けられている商品も多い

マイカーローンの審査では、安定収入が重視されます。

マイカーローンの返済期間は、最長10年程度です。

長ければ10年にわたって返済を続けなければいけないため、継続して収入を得ているか慎重に確認されます。

毎月継続して同じくらいの収入を得ていれば、審査に通りやすい傾向です。

マイカーローンでは、年収や勤続年数に条件が設けられているケースもあります。

マイカーローン	年収の条件	勤続年数の条件
三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローン	200万円以上	1年以上
りそな銀行のマイカーローン	―	―
住信SBIネット銀行のダイレクト自動車ローン	―	―
三井住友銀行のマイカーローン	200万円以上	―
イオン銀行のイオンアシストプラン「自動車ローン ・マイカーローン」	200万円以上	―
損保ジャパンのジャパンダ・ネットマイカーローン	200万円以上	―
ろうきん	150万円以上	1年以上

年収200万円以上を得るには、パートやアルバイトでは難しい可能性もあります。

雇用形態別の賃金をみると、男女計では、正社員・正職員 328.0 千円に対し、正社員・正職員以外 221.3 千円となっている。男女別にみると、男性では、正社員・正職員 353.6 千円に対し、正社員・正職員以外 247.5 千円、女性では、正社員・正職員 276.4 千円に対し、正社員・正職員以外 198.9 千円となっている。

出典：令和4年賃金構造基本統計調査　結果の概況│厚生労働省

正社員以外の勤務形態では、平均年収が221万円程度です。

女性の平均が198万円である点を考えても、全員が200万円超を満たせるわけではありません。

以下の範囲で働いている人は、マイカーローンの申し込み条件を満たせないケースもあります。

年収や勤続年数の条件を満たせない人は、条件の設けられていないマイカーローンを選びましょう。

現在の借入額が多すぎず返済の見込みがあるかチェックされる

現在の借入額が多すぎると、返済の見込みがないと思われてマイカーローンの審査で不利です。

以下のローンも含めて、返済の見込みを調査します。

マイカーローンの審査では、年収に対して年間の返済額が占める割合を重視する傾向です。

年収に対して返済が占める割合を、返済負担率と言います。

返済負担率の目安は、30％程度です。

年収と返済負担率の関係は、以下の通り。

年収	返済負担率30％の借入額
200万円	60万円
300万円	90万円
400万円	120万円
500万円	150万円
600万円	180万円

マイカーローンの借入額も含めて返済負担率が30％を超えると、審査に通りにくいです。

返済負担率が高いときは、以下の対策をしましょう。

返済できていない支払いがあるとマイカーローンの審査通過は厳しい

返済できていない支払いがある人は、マイカーローンの審査に通過できません。

マイカーローンの審査には、ローン全般だけではなく以下の支払い状況も影響します。

ローンの提供元は、信用情報機関に加盟しています。

信用情報機関では個人のローンやクレジット利用に関する情報が集められ、融資できるか判断する材料として利用される仕組みです。

全国銀行個人信用情報センター(以下「センター」といいます。)は、消費者信用の円滑化等を図るために、一般社団法人全国銀行協会(以下「全銀協」といいます。)が設置、運営している個人信用情報機関で、ローンやクレジットカード等に関する個人信用情報を登録し、会員における与信取引上の判断のための参考資料としてこれを提供しています。

出典：全国銀行個人信用情報センターのご案内│全国銀行個人信用情報センター

延滞があると返済できる状態にないと判断され、審査に通りません。

信用情報機関に登録された延滞情報が消えるには、5年かかります。

延滞している支払いがある人は完済した上で、5年経過するまでマイカーローンの申し込みを控えましょう。

マイカーローンの審査に落ちたら残価設定ローンを検討する

マイカーローンの審査に落ちたら、以下の対策法を試しましょう。

カードローンはマイカーローンよりも金利が高く、審査に融通の利く傾向です。

年収の条件を設けていないカードローンも多く、年収の条件を満たせない人も申し込めます。

カードローンで借りられる金額の目安は、年収の3分の1です。

車体価格が年収の3分の1以内におさまるよう車を選んだうえで、カードローンを利用しましょう。

残価を設定してローンの価格を下げれば審査に通る可能性もあります。

残価を設定するなら、以下の借り方を選びましょう。

残価設定ローンやカーリースでローンの価格を抑える

残価の設定とは下取り価格をあらかじめ決めた上で車を手に入れる方法で、以下の2種類があります。

残価を設定する方法	残価設定ローン	カーリース
車を手に入れる方法	下取り価格を決めた上で車を購入する	自動車会社の車を借りる
支払う金額	車の価格から下取り価格を引いて契約月数で分割	自動車会社が決めたリース料
月々の支払額	安め	高め
臨時の費用	車検代や税金が必要	車検代や税金込みの料金
金利	あり	なし
契約期間終了後の対応	・車を返却 ・新しい車に乗り換え ・残価を一括で支払って買い取り	・車を返却 ・再リース契約 ・リース車を買い取り ・別の車をリース
残価精算	・車を返却すれば残価の支払いは原則必要ない ・車に傷があると査定額が下がって追加料金の支払いを求められるケースもある	・市場価格を基に差額を請求されるケースもある ・差額請求のないプランも選べる

残価設定ローンとカーリースの違いは、車を購入するかリースするかです。

残価設定ローンではあらかじめ下取り価格を決め、残りをローンで支払います。

例えば車体価格が100万円、設定された下取り価格が30万円なら、70万円をローンで支払う仕組みです。

月々の支払額は安めですが、定期的に車検費用や税金を払わなければいけません。

契約期間が終了したら、車を返却すれば残価を支払った扱いになります。

残価を一括で支払えば、買い取りも可能です。

車を返却した後で新しい車に乗るなら、再度残価設定ローンを組んでも構いません。

カーリースでは、車検代や税金も含めた金額を月々支払います。

月々の支払額は、諸費用が含まれる分高めです。

リース期間が終われば、車の返却や再度リースするといった対応ができます。

マイカーローンが組めないときは、残価設定ローンやカーリースで借入額を減らしましょう。